きょ

少年たち

ジャニーズの話なのでこちらの日記にて書きます。

 

少年たち、見てきました。

レビュー見てると話の筋が通ってないとか学芸会みたいだとか文句もあったけど、私は話の文脈よりもそこに流れる空気感とか伝えたいこととか熱量とかが好きだったらオッケーな人だからあまり気にならなかったかな。

罪を犯す人間って悪者じゃなくて「弱い人間」が大半で、それもその人が弱いとかじゃなくて環境的に恵まれなかったり社会の体制が良くなかったりそういうことの積み重ねが「弱い人間」を生み出すんだってことを言いたかったのかなと。

私も本当にそう思う。

人は生まれながらに悪い人はいなくて、何かのきっかけがあったりちょっとしたことが積み重なって罪が生まれる。誰でも罪を犯す可能性はあるし、その前に「弱い人間」になる可能性も大いにある。

それをいつでも忘れないようにしたい。

罪とかじゃなくても、理不尽なことを言ってくる人とか意地悪ばかりしてくる人とかも弱い人間なんだと思う。

そもそも人は弱さを抱えて生きてるから、その弱さを自分で理解しながら生きていきたい。弱いことは悪いことじゃないけど、マイナスな面が多いしマイナスな人生へ転がる可能性も高い。だからこそ自分自身で弱さを認識して、少しでも強くなりたいって願うことが大切なのかなって。

強くならなくても強くなりたいって思うだけでだいぶ違う気がする。

なんて真面目なことを思いながら映画を鑑賞しました。あの劇場でこんなことを考えながら見ていた人はどれだけいたんだろうなんて思ったりもしたけど。。

 

いやでも、好きなアイドルが出演してるからって見に行った映画でこれだけのことを考えるきっかけを頂けたってすごいことだと思う。自分から犯罪心理学の本は手に取らないかもしれないけど、好きなアイドルが出演してたら見に行くんだもん。アイドルってすごいよね。

 

それで、京本大我さんがすごく良い役で、嬉しかった……きょもちゃんの可愛らしさにぴったりだと思った。

演技はバカレア(劇場版)でしか見たことなかったけど、バカレアはあまりメインの役じゃなかったからきちんと演技を見れたのは初めてに近いのかもしれない。

ニュージーズもすごく楽しみになったなぁ〜

 

若いうちにああいう作品に関われるのが羨ましいなとも思って。やっぱり若いうちの経験ってその後の人生に大きく影響するだろうし、現実の世界で起こったことではないとはいえ演技の世界の中の話とはいえ長く生きてたら絶対血となり肉となると思う。今は実感湧かないことも後になったら分かるかもしれない。

そういう経験積めるのはとても羨ましい。

それをお裾分けしてもらえるのもすごく嬉しい。

エンターテイメントは大きな力を持ってるって再確認できて私も嬉しかった。

文化は絶対この世に必要不可欠であって、何かを伝える努力はやっぱりしたほうが良いんだなって思えた。

 

最後のショーの場面では龍我くんどこにいるのか確認するだけで終わってしまったけど、華やかな世界はやっぱり人を惹きつける。

みんなが成長してまた同じ場所に戻ってくるって演出、すごく素敵だったな。

 

ほぼほぼ実演を楽しみで入ったはずだったのに本編に引き込まれてしまって、思った以上の気持ちを持ち帰ることができて嬉しい。

また何か作品に関わった時は見に行きたいな。